中東のテーブルクロスみたいな服
RAG DOLLSメンバーを西遊記のキャラクターにあてはめるとわりとしっくりくるのでは?
「なるほど!大倉さんは沙悟浄ですね!」はい、なぜそう思ったのか言ってみろ。怒らないから言ってみろ。俺の名を言ってみろぉぉおおお!!!
どうも、心に七つの傷を持つ男、RAGDOLLSドラム大倉です。
ラグドールズもその昔、普段はともかく、ライブ中の見た目はもうちょっとどうにかしようと試行錯誤した時期がありました。
ギター斎藤を先頭にドラクエみたいなグラフィックで残り3人が後ろを付いて行き、いったい誰がこの引きちぎられた中東のテーブルクロスみたいな服を、こんなバカげた値段で買うのか心底わからない服屋に入店、
独特のスパイシーな香りに試着=購入を直観しながら「お前はこれ、お前はこっち、お前はこれでいいや」と斎藤にコーディネイトされ、
店を出た後は金髪ロンゲと黒いアフロのヅラを購入。。。
これで俺たちどっからどう見てもミュージシャンだぜゲハハハハと意気揚々ライブに挑んだのですが、金髪ロンゲのボーカル鈴木のフォルムがベルボの域に収まらない攻めたデニムの形もあって、思ったより勇者ライディーン。
黒いアフロにサングラス
黒いアフロにサングラスの私が想像以上に井上陽水で、いやそっちじゃないんだよなーな方向に盛り上がりました。なぁレイニー!
ものまねしそうと言われるドラマーは他にいても、変形しそうと言われるボーカルはこの世にお前ただ一人だ。
客席にフェードインこそなかったものの、自身にも大ダメージをあたえてしまうゴッドボイスは忠実に再現されてたぞ。
余談ですが、ただでさえライトがなければ薄暗いステージの上でサングラスをかけていたのが原因だと思われるハプニング、
服の袖のボタンに私のアフロが絡まって「取れない!ほら!」
とベース松本がアフロをドリブルしながら嘆いてる映像どこにいったのかな。
日焼けしたヒゲの金髪ロンゲ
金髪ロンゲと言えば、非常に狭い範囲での私の勝手な思い込みですが、ああいうマニアックな服屋にいる店長っぽい人に、小柄な中年小太りで扁平な純日本人顔なのに日焼けしたヒゲの金髪ロンゲが一定数いるのはなぜなんでしょう。
誰リスペクト?私が知らないだけで業界のカリスマがいるんですかね。皮肉じゃなくほんとに素朴な疑問なんですけど
ファッションって服はオシャレでセンスないとダメなのにデザイナーは(一部例外はあるものの)どうしてあれでOKなんですか?
いやいや私そんなこと少しも思ったことないよーが棒読みにならない人は市井に埋もれる巨大な演技の才能が惜しまれるので紅天女を目指しましょう。
通常育毛剤売る会社の社長がウスゲッたら極力目立たないよう尤もらしい理由つけて辞めるのがビジネス界のルールなのになぜあの業界だけはまかり通るのか。
顔出しなしで成立させる職業ならわかるんですよ
物書きがどんな容姿だろうとかまわないし音楽、画家、映画監督他芸術に限らずなんであれ、どんなルックスの人間が携わってようが関係関心ないのが普通ですから。一見矛盾してるような。
ファッションデザイナー
マスターズ優勝者に教えるゴルフコーチがいるのも技術的に理解できます。が!ファッションデザイナーはどうです?
あのイベント最後のランウェイドーンや各種メディアへ前のめりの露出は
売り手が買い手の購買意欲を煽るため、あの手この手の創意工夫でシェア拡大狙ってる真っ只中、スゲーうまい寿司屋の大将の見た目有名人の誰までなら許せるクイズすぎません?
それともスポーツジムのインストラクターぽっちゃりに似た違和感を易々ねじ伏せるデザインパワーを際立たせる演出なんでしょうか。
あるいは湾岸で言うところの
「本当の車好きは免許持ってない。だって乗ったら見えないじゃん」
理論に近いんですかね、不思議です。
ラグドールズメンバーのカラー
考えてみればラグドールズは、まったく話し合ったこともないのに最初からメンバーカラーがなんとなく決まってた気がします。
色と言うよりイメージですかね、あくまで私の感想ですが
ボーカル鈴木は「運動会」
青空に白と赤ですね。ライブでは白金。私はいつも後ろから見てますが、レイニーはライブで歌ってる時本当にちょっとだけ気持ち発光してます。
今「歌」「気持ち」と書いて唐突に思い出しましたが、どなたか私にのど自慢をテレビで見ている人の気持ちを教えてくれませんか。
そしてベース松本が「家の壁」
茶色にグレー、アイボリー。何系かと聞かれれ山の中に潜伏されると見つけられない系。真っ赤、真っ青等、なぜか「真」を避ける。「目立つとやられる」そんな初々しい中一の心を忘れないのが
ステージに溶け込む透明感を保つ秘訣とかぬかしやがったらどーしてくれよう。マッピーよ、本当に大切な物は目に見えないと言うけれど、見えなければ大切ってことじゃーないんだぜ。
私ドラム大倉は黒
ライブ中は黒パンツに上半身裸が多いのでイメージは「スリル」。ファッションのこだわりポイントは、自然な抜け感です。何が可笑しい。
私は服装における「自然」がどういうことなのか昔からよくわかってませんが、日々のダメージがダメージジーンズのダメージを本当のダメージに見せるのは自然な着こなしってことでいいんでしょうか。
ギター斎藤は私服が白黒朱紺
あたりさわりなく置きに行く感じ。たまに一番重要なワイルドさを引いたTOKIOの長瀬君みたいな時もある。
ライブ衣装は「柔軟剤のちアロマオイル時々エナジードリンク」。インドネシアの民族衣装にロンドンブーツの若武者な期間もありましたね。
ドラム演奏時の靴
私も影響されてブーツでライブに挑み、
足首を固定されてバスドラムがほとんど踏めず一曲目から靴下プレイ
になったりしましたが、あの時感じた実は世界中のドラマー尋常でないスタイリッシュの減りさえなければ靴下でプレイしたいんじゃないか疑惑は今でも疑惑のままです。
見た目など実力でカバーすれば問題ないような気もしますが、いくら優秀な人材でもジャージで面接受かるのはいつも求人出してる企業のみ。
やっぱりドラムの演奏は最も優れた靴であるスニーカーが無難でしょう
ハイヒール
中にはハイヒールで踏むなんて人もいますけど。あれはヒールで踏まれればバスドラムも気持ちいい音出すでしょ的な倒錯した世界観を表現してるんでしょうか。
それにしても走れない、歩きづらい、すぐ疲れる、健康に良くないと
靴にあってはならない四拍子を揃えながら「足が綺麗に見える」の一点突破で文字通り世界をのし歩くハイヒールって本物の見た目100%アイテムですよね。
機能美ゼロの証明か、本当に足のラインが美しく見えるなら歴史的にも昨今の風潮でもメイク、スカートに次いで男性も取り入れそうなもんなのに
そうなる流れがまったくないのも逆に凄い。刷り込みフィルター通さず見ると、いじめられてるシンデレラが、深夜12時まで名前聞かれるひまもないほどガラスの靴で踊るってより上位のいじめでしょ。
過酷なダイエット、体に穴を開けるピアス、履くと痛い靴、
内臓にも一度ぐらい外の景色を見せてやりたいと引き絞るコルセット等、やっぱりオシャレは我慢ですか。
多様性の時代
初老男性としては、お前のオシャレに今俺は我慢させられているんだが、と拳を握りしめることも多々ありますけどね。
実際真冬にあなたなら確かに少しも寒くないだろうと周囲を納得させる風貌の女性が傲然とミニスカートだったりすると、
ありのままの姿が尊ばれるならありのままの意見も等しく尊ばれるべきじゃないのかなーと多様性の時代でなければ声を大にしそうなところです。
多様性の世界に適応するとは、筋肉増やしたい人がいるんだから脂肪を増やしたい人もそりゃーいるよ当たり前じゃんみたいなことなんですかね、まぁ
「ナイス脂肪!肥えてる!肥えてるよ!」
が声援扱いされるなら私も本格的に考え改めますよ。(終)

コメント
バイトしてた居酒屋に全身黒づくめのあぶない刑事風ジュニーが来店。
俺に声を掛けるでもなく、生ビールとサンマの塩焼き✖️2を食べてそのまま帰る。しかも2日連続。流石に友達ですとは店長にいえなかった 笑